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2012年05月02日

知床峠へ最後の5km!・・・あれ?

オホーツク海を眺められる絶景ポイントでの休憩を終え、

再び走り出したらすぐに10qの表示を見つけた。

やっぱり、「どこまで進んだか」がわかると元気が湧いてくる。


僕はここでこの峠での3回目のハイペースな走りに挑んだ。

今回が一番長続きしたと思われるが、11qの表示までペースを保った。

ここでペースダウンか〜・・・・と思った矢先、目の前に駐車場の「P」のサインが。

そして、カーブを曲がったところには!


「知床峠へようこそ!」

という看板があるではないか。

そして、広がる駐車スペース、賑わう露店、群がる人々・・・。

ついに知床峠に到達したのだ。


いや、正直言って何が起こったのだろう?という感じだった。

なにしろ、15qという意識が頭を支配していたので、自分の中では3〜4kmも

得してしまった気分、いや、まだ疑っている気分。

そんな不思議な気持ちのまま休憩することになった。


ここまで1時間40分ほど。大変なローペースである。


僕はまず喉の渇きをいやしたい一心で露店に向かった。

ポカリスエットが150円というのはこの当時の価格にして5割増し。

高かったが飲まずにはいられなかったので購入、即消費、即吸収?。


同じ露店にはとうきび焼きのおいしそうな匂いが漂っていたが、

この時の僕は「胃が受け付けない」状態だったのでスルー。


休憩もほどほどにして出発。

先ほど、あまりにもあっけない到着だったため、

名残惜しむ間もなかったオホーツク海をもう一度見ることもなく、

一路ふもとの街・羅臼を目指す。
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2012年03月27日

知床峠へ残り半分!でも延々上り・・・

知床峠へ15qの上り。そして標高738m。

その道中の標高380mの標識を見つけ、残り半分と元気づいた僕。

とはいえ、距離にすると6qの看板までしか確認できていない。

つまり、半分に達していないということか。

「う〜ん、見落としたのかなぁ。」

そんなことを考えながらギーコ、ギーコと進んでいくと、7q標識が現れた。


そこで、とにかく距離も半分までは早くたどり着きたい! 

そう思って僕はペダルに一層の力を込めた。


やっぱり、精神力って大事なんやなぁ。

そう思えるほど、この瞬間からしばらくは足がよく回った。

左カーブ、右カーブと何度方向を変えたかわからないが、

そんな道をあっという間に1km進んだらしく、8kmの標識は意外なほど早かった。


でも、次の標高標識がなかなか現れないことに再び力が落ち始め、

なかなか9kmは現れなかった。

でもやがてカーブを曲がった後の直線の先に標高標識らしきものを見つけた。

自分の感覚の中では、「480mくらいまで来たかな」と思っていたが、

その標識には「500」という数字が! 「おぉ〜、20m得した!」

そう思ったのだが異常に視力がいい僕の場合(スピードの遅さもあり)、

その標識が見えてから実際にその地点にたどり着くまでに1分半もかかった。

要するに、さっき自分がいた地点はおそらく予想通りの480m位だったのだろう。


さて、ここから僕はペースを上げもせず、無心で上っていくことにした。

だんだん後ろから追い越す自動車の数が多くなってきたなぁなんて思ったその時!


眼下に広がるオホーツク海が見えてきた!

考えてみるとこの峠を越えたらもう見ることができないこのオホーツクを

しっかり目に焼き付けておかないと! と思い、

僕はちょっと自転車を止めて休憩がてら写真を撮ることにした。

そしてもちろん自分のこの目にもしっかり焼き付けた。

CCF20100401_00016.jpg

こうしてもう一度息を吹き返した僕だったが、それでも知床峠の残り半分は長い。

あと5kmと少しの道のりをまだまだ上り続けていく。



 

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2012年03月22日

標高738mの知床峠に挑む!

目の前に立ちはだかる知床峠。

この日は、僕の北海道旅行の全行程の中でも間違いなく一番きつい日だ。

「知床峠 15q  羅臼30q」という案内看板でわかる通り、

峠の向こうまで行くだけでも30qで、そこから標津までの40qを超える行程。

しかもその始まりの15qは延々と続く上り坂なのである。


夏真っ盛りの知床峠はライダーたちの目指す場所でもあったようで、

たくさんのライダーたちが僕を追い越していくし、すれ違いもする。

すれ違うライダーたちはねぎらいの気持ちからか、手を振って行ってくれる。

中にはVサインや投げキッスをする人、仮面ライダーの変身ポーズをする人など、

かわった人もいたのだが、「次はどんな人が来るのか?」が少し楽しみになった。

時折、思い出したようにポツリポツリと自転車の人ともすれ違い、ホッとしたりする。


ところで、この長い長い上り坂にもキロ数を示す標識が立っていた。

ずいぶん上ったつもりの場所に4kmの標識が登場。

そして、さらに少し行くと【270】という数字が書かれていた。

それが何なのか、すぐに分かった。 標高を示す表示だった。

つまり、738mのうちの270m上ったということだ。

ここで、「まだ3分の1か〜」と思うと落胆するので、あえて「もう3分の1をこえたぜ」

と奮起するよう、思いを必死で切り替えた。


余談だが、ここまでの僕の服装はGパンにジャージの上着だった。

昨夜の野宿の寒さの余韻を引きずっていたのと、バスも決して暑くなかったからだ。

しかし、さすがに暑くなってきたので脱ぐことにした。

Gパン⇒短パン、ジャージ⇒Tシャツ と姿をあらためた。

ただし、背負っているリュックは満杯、首から下げたカメラバッグも服など入らず、

仕方なくジャージは首に結び付けることにし、

Gパンに至ってはリュックに足の部分を結びつけてヒラヒラという荒業にでた。


こうして、引き続き知床峠を目指して上り続けていった。

気温はその後もどんどん上昇し、汗をかいては蒸発するような炎天下となった。


さぁ、どれくらいのぼっただろう。

そろそろ標高が書いた標識が出てこないかなぁ。

そう思った僕の視線の先に看板・・・・



・・・・・・

「スピード落とせ」

って、これ以上落としたら倒れるよ!

そんなツッコミを入れた直後、本物の標高標識が現れた。


  【380】


先ほどより100mほど上ったようだ。

自分の予想よりは20mくらい少なかった。

とはいえ、知床峠までの半分の高さまではやってきたんだと、少し元気づいた。


それでも、この上りのきつさは半端でなく、標高標識を探しながら進むような

精神状態で、えっちらおっちら上って行った。

 

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2012年03月09日

目の前の大きな壁〜知床峠へ〜

乙女の涙・・・そんなロマンチックな名前のバス停の前で、僕は覚悟を決めた。

別に誰か乙女のためにではない。

これから始まる、目の前の大きな壁の様な知床峠を越えるというチャレンジのため。


このバス停付近には結構何人もの人が輪行袋を広げ、自転車を組み立てていた。

同じバスにそんなに輪行袋があった記憶はないが、最前列で気付かなかったのか。

とにもかくにも、組み立てなければ出発もできないということで、輪行袋開封。


ここまで何とかやってきた5.5ミリのアーレンキーもここでは出番がなかった。

というのも、同業者というか、同じように組み立てている人に借りれば済むからだ。


僕がそのために声をかけた人は同年代の人だったのでなおさら頼みやすかった。

「あ、こんにちは。輪行ですよね。どこから来はったんですか。」

そう声をかけると、その人は僕の大阪弁アクセントに目を丸くしながら

「大阪ですわ。」

おぉ〜、なおさら頼みやすいやんか〜! ということですかさず頼み込み、

軽く締めたボルト類をすべて増し締めした。

深く礼を述べて、僕はその人に別れを告げ、出発した。


ものすごい勢いで登りはじめたが、「知床峠 15q」という看板の文字を見て、

我に返り、落ち着きを取り戻してペースを落とした。

実際、落としたペースさえも保つのがたいへんな上り坂が待っていた。




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2012年02月21日

オシンコシンの滝、そしてバスにさよなら

オシンコシンの滝に到着したバスはそこでエンジンを止めて5分ほど停車してくれた。

後に世界遺産に指定された知床半島の名所のひとつだから、

こうしてエンジンを止めて静かに眺められてよかったとつくづく思う。


そうして、僕にとってはサプライズの観光を終えて、バスは走り出した。

知床に関するガイド音声のカセットテープを流しながら進んだ。

その案内によると知床峠の標高は738mだという。やっぱり結構高い。

「出来ればこのバスである程度の高さのところまで連れて行ってほしいなぁ。」

そんなことを思いながら最前列で前を見ていた僕だが、期待は裏切られた。

バスはまた坂道を下って海岸が目の前という位置まで下りてきてしまった。


そして観光客でにぎわう場所にやってきた。

ここは知床秘境の玄関口の街、ウトロだ。ウトロ温泉も賑わっているようだ。

白亜の灯台、宇登呂崎は僕の好みのとてもきれいな灯台だったが、

昨晩の疲労と目の前のプレッシャーでちょっとうわの空で眺めてしまった。


ウトロバスターミナルで小休止した際に本物のバスガイドさんが乗ってきた。

いかにも大ベテランという感じのガイドさんだった。

そして、僕の輪行袋を見て、「お荷物、こちらの席に置いて下さっていいですよ」

と声をかけてくださってありがたかった。


バスはゆっくりと知床半島の奥へと進んでいく。

もう一つ白亜の灯台を見て、ほんの少し坂道を上がり始めたバスに淡い期待。

しかし、まだあまり進まないうちに、バスガイドさんがマイクを手に持って言った。

「間もなく知床峠入口〜乙女の涙〜です」


こうして、標高を稼ぐこともほとんどなくバスを降りることになった。

バスは止まり、降りようとしたとき先端の出口は狭くて輪行袋を降ろすのに苦労。

でもバスガイドさんが手伝ってくださって事なきを得た。

おばさん、いやバスガイドさんありがとうございました。


さぁて、目の前には700mほどの上り坂が立ちはだかっている。

は〜〜〜。

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