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2013年08月03日

日本最東端「納沙布岬」から根室駅へ

バスは8時ちょうどに納沙布岬を出発した。
僕はその時までに板チョコをほぼ食べつくしてしまっていた。

早朝の海を眺めていたいと思ってバスの左側に座ったのだが、
ここも海の上ではまだ霧が深くて全然見えなかった。

バスの中では景色を見るほかにすることがないので
今度は「こんぶスナック」の封を開け、バリバリと食べ始めた。
何とも、お行儀の悪い旅行客だが、おなかのすき具合には勝てなかった。
とはいえこのスナック、とにかく半端でない量の多さ。
食べても食べてもなくならないような感覚で、
半分まで来たところで食べるのをやめてしまった。

とあるバス停で、小学校低学年と思われる子供たちが乗車してきた。
2人の男の子と、1人の鼻水を垂らした女の子。
仲良くしゃべっているかと思ったが、
別のバス停でもうお一人のお友達らしき子が乗って来た時、手話で話し出した。

やがて聾学校らしきところの前で下車していった。
私も聾者の友人がいるからか、その子供たちが明るく生きている姿が嬉しかった。

その後、バスはどんどん根室の市街地へ近づいているのか、
どんどん高校生らしき乗客が増え、気が付くと満員バスになっていた。
しかし、坂を上ったり下ったり繰り返し、ようやく街並みらしく待ってきた。

根室東高校前で高校生たちはみんな下車し、
バスはまるで終点に着いた回送のように一変した。

そうして最後の信号を曲がり、根室駅前のバスターミナルに到着した。

バスを降りた僕はターミナル沿いにある観光案内所に立ち寄り、
根室の案内地図を求めた。するとパンフレットなどをどっさりくれた。
それを小脇に抱えて、記念に駅の写真をカメラに収めてから
根室駅の駅舎に入った。

朝は9℃だった根室駅もすでに暖かな日差しの恩恵にあずかっていた。

さて、次の乗車計画は急行ノサップ号釧路行きである。
10:20発のその時刻まではまだ1時間以上ある。

昨日泊ったツーリングトレインをじっくり見る時間があるということだ。
tt.jpg

前の晩はすでに暗くなっていたので、見て味わう余裕もなかったけど、
これは本当に味わい深い客車だった。

サイドにはTouring Train という文字が書かれていて、
パンダさんの絵が描かれた車両もあった。


※その後の状況について(4年前ですが)調べてくださった方がおられます。
鉄道模型工作記録帳 様の記事、以下のページです。
北海道廃車体ツーリングトレイン・ライダーハウスについて



 【PR】 愛称別トレインマーク事典
posted by smilykaz at 23:12 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 高3北海道鉄道旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月30日

バスは根室駅から納沙布岬へ

午前6時の根室の町はすこしずつ人の動きが見え始めていた。
やっぱり日本最東端の町。
言い換えれば一番夜明けが早くやってくる街なのだ。

駅を出て動き出したバスから眺める町はそれなりに開けている感じがした。
最初のうちはバスもこまめに停車して乗客を拾っていった。

でも、根室高校を過ぎたあたりからは一気に郊外の景色になり、
「最果ての地に来た」という、昨夜の思いが再び思いをよぎった。

バスの旅は約45分。
根室駅そのものが東の端の地にあるような気がしていたが、
そこからさらに45分も東に走る余地があったことに驚く。

温かい室内で僕は爆睡した。
考えてみると、この2日間温かい所で寝ていなかったのだ。
13℃の網走駅前での野宿。そして根室駅構内のツーリングトレインは9℃。

余りにも爆睡しすぎて納沙布岬に着いたバスの運転手さんに起こされた。


こうして慌ててバスを降りて6時50分、納沙布岬に降り立った。
ついにやってきた日本最東端の地。
この日の朝はちょっと霧が深い。

ちょっと冷たい空気を思いっきり吸い込んでみた。

そのあたりを散策し、灯台を見に行ってみた。
やや小ぶりだけど真っ白できれいな灯台が最果ての海を照らしていた。

その姿を写真に収めて、お土産屋さんに入ってみた。
そこにはスタンプが置かれていて、
押してみると 「日本最東端の店」 と書かれていた。
もう一つのスタンプには「翔べ!北方領土へ」と書かれていた。

段々と霧が晴れてきたが、もう一軒となりのお店に入ってみた。
このお店ではナチュラルな感じのポストカードのセットがあり、
北海道ならではの「動物」・「木」・「花」・「風景」など、幾つかのシリーズで、
僕は「動物」と「木」を選んで購入した。

それから納沙布岬とエトピリカを描いたメタルステッカーと
ミルクチョコレート、そして謎の昆布スナックを買ってみた。

時間がたつのは早いもの。
この地に降り立ってもう1時間経過した。
バスが出る時間が近いので早めに戻ることにした。

そしてすきっ腹にホワイトチョコレートをバリバリパクパクと送り込んでいった。
マイルドですっごく美味しかったが、あまりにもおなかがすきすぎて
「美味しかったこと」しか覚えていない・・・
posted by smilykaz at 16:52 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 高3北海道鉄道旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月16日

凍えた根室の8月の朝。そして納沙布岬へ

根室の8月の朝。
気温は9度。

そう、8月というのに一桁気温の朝を迎えた。

僕は暖かい布団にくるまっていたのではなく、Tシャツを4枚重ね着してジャージという、
とてつもなく無防備な格好で、しかも野宿とさほど変わりない旧型客車の畳で
一夜を明かしてしまったのだ。

朝、とにかく寒さで目を覚ました。
いや、夜中にも何度も目を覚ましたが、寝つづけるしかなくて寝たのだが、
そうしているうちに朝の5時半を迎えた。

予定していた納沙布岬行きのバスが6時発だということで、
もう起きることにした。

が、

体中がしびれてなかなか動かない。
腕を曲げ伸ばししたり、指先をほぐしたりして何とか起き上がり、
荷物を肩にかけてヨタヨタと客車を降り、駅舎に向かった。

見ると、バスはすでに駅前で暖気運転をしていた。
「おぉー、ここならあったかい!」ということで、もうそこに乗り込んで、
暖を取ることにした。

「手がしばれるぅ〜」などと言いながらずっと手をほぐしたりこすったりした。
そして、6時。
納沙布岬にむけて出発した。

僕は窓の外を眺めながら引き続き手をこすったり、結んで開いてを繰り返した。
posted by smilykaz at 23:04 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 高3北海道鉄道旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月28日

ツーリングトレイン根室でのひととき 〜天文気象部員に戻るひととき

根室本線(現在の愛称:花咲線)の最終列車537Dが根室駅に到着した。
時刻は22:33分。ここでの下車人数は10人に満たない。

それにしても、ついに日本の東の果ての地にやってきたんだなぁ。
そんな思いが大きな達成感としてあふれてきた。

とはいえ、目の前の現実として「ツーリングトレイン」をしっかり確保しなければ。
というわけで、根室駅の改札で駅員さんに尋ねた。
「あの〜、、ツーリングトレインに宿泊したいんですけど・・・」
そういうと、
「はい、いいですよ。あと4か所あいています。」
という返事が返ってきた。

なんと、大盛況で残りはわずか4か所だった。あぶないあぶない!
とにかく400円を支払い、1号車21番の指定を受けてそこに向かおうとした。

が!

その直後に高校生くらいと小学生くらいと思われる兄弟らしき2人組が
同じ申し込みをするのが聞こえた。

あと3区画空いているはずなのだが、
後ろで思わぬ声が聞こえた。
「あと一つしか空いていませんね。」

え〜!そんなはずないやろ! 4 引く 1 は 3 やで! と思いながら、
なんだか気になってそのやり取りを見届けることにした。
そして数分後、駅員さんが間違いを認めて 「3つ残っていました」 と言い、
一件落着した。

さて、僕は案内図を見ながら駅舎を出、建物沿いに左に曲がってさらに左に曲がった。
そこは線路上だが、終端駅のその先にある引き込み線。
線路上を堂々と歩いて渡れるというワクワクするシチュエーションだ。
線路を横切って旧型客車のツーリングトレインの向こう側に回り、
手前から3号車、2号車と数えながら一番遠い位置にある1号車まで来た。

ついに客車の入り口に来てステップを数段上って中に入った。
すると、寝台客車の様に窓際(向かって左)に細い通路があって、
それ以外は一面に広がる畳の平地。
そこに数多くの泊り客が雑魚寝していた。

僕の「21番」というスペースもすでに誰かが占領していて、
ものすごいひどい寝相で寝ていた。

「あのぉ〜、すみません。ここ、僕のスペースなんで、ちょっと空けてもらえます?」

そういうと、その人はまるで寝言でも言うような感じで何かつぶやきながら、
向こう側に寝返りを打った。

さて、先ほどこのツーリングトレインまで歩いてくる時、
すごくきれいな星空にすっかり目が奪われていた。
それで、僕は少し星空撮影をすることにした。

なにしろ、ここまでずっと重いカメラバッグを首から下げながら
自転車をこいできたのだから。

そうして写した写真が下の写真。
東側の空にあるおうし座を中心に写している。
上の方、電線の左にすばる(M45プレヤデス星団)がはっきり見て取れる。

CCF20121228_00000.jpg
もちろん、自分の目で見たあの時の星空の感動は写真では伝えられそうもない。

僕が撮影していると大学生くらいの人が近づいてきて、
「何を撮っているんですか?」と尋ねてきた。

僕は星の写真であることを簡単に説明した。
その人は興味深そうに数分間様子を見ていたが、
やがて、「きれいな写真を撮ってくださいね。」と言い残して去って行った。

さて、この後僕は自分の区画で寝ることになるのだが、そこにあるのは畳だけ。
毛布はおろか、タオルケットすらもない。
これは予想していた以上にきつい夜になりそうだ。

僕の持っている服と言えば、長そではジャージ一枚、
半袖も着替え用のシャツが4枚ほどあるだけ。

夜の11時半の時点ですでに冷え込みが始まっているため、
とにかく着替え用に持っているシャツ4枚を重ね着してジャージを着て寝た。
(そうするしかなかった・・・)
posted by smilykaz at 16:16 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 高3北海道鉄道旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月17日

Y字型をしている標津線を行く 〜その2〜

その人は、旅行中に活用できる【安い宿リスト】を持っていて、僕に見せてくれた。

「へぇ〜。こんなに安い宿がいっぱいあるんですね~」。
そう言いながら目でリストをたどっていくと、400円という激安施設があった。

「え!400円?」  そう尋ねると、

「あぁ、それね。ツーリングトレインっていってね、布団とかなんにもない客車だよ」
と、説明してくれた。
僕にとっては初めて聞く名前だったが、結構知られている施設らしい。

それにしても布団もないってどんな施設なんや?という疑問がわきながらも
「客車に泊れる!」というワクワク感が勝ってしまった自分を
後で恨むことになろうとは、この時点では思いもしなかった。

とにかく、僕はこの400円のツーリングトレインに狙いを定めた。
そのことを伝えると、その人は中標津駅前の民宿に決めたと言って
そこから立ち上がった。
「風呂・テレビ付きで800円だから。」とのこと。

え?さっきのリストに載っていなくても、そんな民宿がまだあるのか!と、
衝撃を受けつつも、僕はやはり今日中に根室に行きたいという願いがあったので
ツーリングトレイン根室を目指した。

こうして、お互いにエールを送りながらその人と別れ、次の行程に進んだ。
僕は、長い1時間半の乗り換え時間を過ごした後、僕は厚床行きに乗り込んだ。
20:18発358D。 この日の最終列車だ。

厚床までの距離は約48q。1時間のトコトコローカル線の旅だ。
とっぷり日が暮れて暗闇を切り裂くようにして走っていく。
真夏の夜のローカル列車で僕は窓を開けて風を浴びていた。

すると、僕の帽子に何かがぶつかり、おでこを引っかかれる感覚があった。
「うわっ、なんやろ!」 と言いながら帽子をとってみると、
なんと大きなクワガタムシがくっついていた。

そんな田舎らしいアクシデントを経験し、21:22に厚床駅に着いた。

厚床駅での印象はただ一つ、シャッターが閉じられたKIOSKがあったことくらいだが、
そこでの19分の乗り換え時間の後、根室行き最終列車537Dに無事に乗車した。

それにしても長い長い一日、クタクタの一日を締めくくる最後の1時間弱の旅。
ぽか〜んとしながら暗い車窓を眺め、到着する駅の駅名標を確かめながら
最果ての駅、根室までの汽車旅を楽しんだ。

22:33。根室着。日本最東端の有人駅に到着した。
さて、無事にツーリングトレインに泊ることができるのだろうか。

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posted by smilykaz at 13:52 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 高3北海道鉄道旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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