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2009年08月15日

高2の鉄道旅行記 ついにラストナイトVOL.2

松江駅ホームの上で出雲市方面をじっと見つめていると

遠くから二つの灯りが見えてきた。やや低い位置のライトだ。

そう、DD51機関車に違いない。急行だいせん号の到着だ。


ブオオォォォォーーンと大きなエンジン音の機関車に続き、

12系客車が入ってきた。1両・・・2両・・・・・・3両。

4号車がちょうど目の前で止まり、3号車以降の14系寝台は

チラッと見えただけだった。


まずはいつも通りデッキの手すりに輪行袋をくくりつけ、

自転車が倒れないようにしっかりと固定する。

それから自分の座席に行かなければ・・・。

8番A席・・・・あ、ここか。えぇ〜〜っ!人が座ってる!

そうだ、米子駅までは自由席なのだ。

この列車には通勤客など、様々な人が乗車して混雑。

仕方がないのでその近くで偶然にも空いていた席に

一時的に座って米子に着くのを(または空席になるのを)

じっと待つことにした。

ちょっと盲点だった指定席事情。ちょっと辛いものがある。


しかし、ありがたいことに安来駅を出て気が付くと、

僕の指定席はすでに空いていた。どこかで降りられたのか。

それで米子駅到着の一足先に自分本来の席に移動できた。

ホッとして、大きいカバンを棚に上げ、小さなポーチだけ

手に持って座りながら夜の景色を見つめた。

時刻表を開いて米子駅での停車時間を確認した。

到着は22:04。で、出発は22:42。停車時間は38分。

これはもう一度ゆっくり米子駅での時間を味わえる!

そう思いながら米子に到着するのを待った。


DD51の汽笛が鳴り、駅に滑り込んだ急行だいせん。

たくさんの乗客の姿が見える。

すでに満員状態の列車だが、この駅から快速扱いで

指定席が有効になるからか、立ち上がる人が多かった。


列車が止まりかけた頃、どこかで見た顔の人が・・・・

「あ、板倉君だ!」

なんと、隠岐の島・布施村で一緒に過ごした板倉君が

僕の帰りの列車を「隠岐の親友」に尋ねて来てくれたのだ。


僕は急いで駆け降りた。

「うわぁ、来てくれたん?」

「そうそう。ここ、長く止まるし、ラーメン食べに行こうよ」

そう言って、駅前右の方にいった所の店に案内してくれた。

まだ一月も経っていない、隠岐での思い出に花を咲かせ、

おごってくれたラーメンをいただきながら20分程過ごした。


あぁ、早くもお別れのときが来たなぁ。

思いがけず会えた友との再度の別れに予想外の寂しさを

感じながら列車に乗り込み出発時間をカウントダウンした。

こういうときに12系客車はすごくいい。

わずかに窓を開け、最後の瞬間まで言葉を交わせる。

「なにかプレゼントできる物ないかな」 と探したが、

見つかったものといえば青春18きっぷチラシくらい。

僕はそれに小さくサインして窓から手渡した。「あげる」



板倉君は「よくわかんないけどありがとう」と言って、

受け取ってくれたが、あのチラシは今どうなっているかな。

そうしてDD51の響きが聞こえ、急行だいせんは出発。


あぁ、思い出の米子駅。そしてひと夏の友、板倉君。

僕の高2の夏の思い出、ありがとう。


車内には倉吉までの快速運転の利用客がまだたくさん

通路を埋めるように立っていた。

なんだか疎開列車のような雰囲気もあるが、

自分がこうして座れているのだからそれも違うかな?

なんて、色々考えながら倉吉駅までの時間を楽しんだ。


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posted by smilykaz at 23:03 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 高2鉄道旅行・隠岐 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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