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2008年08月27日

初めてのL特急とローカル線のディーゼルカーその3






雷鳥15号は金沢駅の一番北の端のホームで回送されるのを待っていた。

僕たちはそのホームから南側へと歩いて移動した。

そして、改札口に向かって左に目をやると、

あの独特のエンジン音を響かせて、

キハ20型気動車が留まっていた。



そこには2つの見慣れないものがあった。

まず、ホーム番号。

今まで見た駅はほとんど1番線、2番線、・・・・

とホームに番号がついていた。

例外としては、大阪駅の「環状1番」とか京都駅の「山陰1番」

といった類のものがあるが、

ここ、金沢駅の七尾線ホームは「0A」(ゼロエー)と「0B」

なのだ。



まず数字の「0」が使われている驚きと、

アルファベットが出てくる驚き。

かなりの衝撃だった。



次に驚いたのはキハ20の扉の前に立ったときだ。

「あれ、これ開かへんわ・・・・」

そう、僕はうまれて初めて「手動扉」の列車を見たのだ。

しかもよくみると、窓のところに

自動ではありません。手でお開けください

と、赤いペンキの手書き文字で書かれているではないか。

「へぇ〜っ。こんなん走ってんねんなぁ」

ものすごいショックだった。

そんな驚きも覚めやらぬ中、343D列車は走り出した。



さて、僕にはひとつの心配があった。

京都で切符を買ったとき、

特急券と乗車券がひとつになったものを購入したため、

金沢から先の乗車券がないことに気付いていたからだ。

(初めてのL特急とローカル線のディーゼルカーその1参照)

「どこで買うたらええんやろぅ?」

そんな心配を知ってか知らずか車掌さんが近づいてきた。

といっても、いろいろな人と立ち話しながら・・・・

「あっ、車掌さんが切符売ってはる!」
CCF20080827_00000_edited.jpg
こうして、これまた生まれて初めての車内販売切符を購入した。

羽咋を過ぎるころにはもう外は夕闇に包まれ始めた。

相席になったおばあさんは大きな荷物を持って

親しげに話しかけてくれたが、

千路で降りていかれた。



すっかり暗くなった窓の外をぼ〜っと眺めていると

良川についた。

駅名板を照らす裸電球がやけに哀愁を漂わせている。

そしてそこから3つ目の駅が目的地、七尾だ。



到着して乗客が皆改札を出るのを待って、

最後に僕たちは改札に向かった。

「なんで待つんやろ?」

僕は心の中でそう思ったが、

親父は切符を駅員に見せながら言った。

「すみません。今回はじめての鉄道旅行なんです。

記念にこの切符もらえませんか?」

駅員さんは「あまり人に言わないでくださいね」

といって「無効」印を押してくれた。



外はすっかり暗くなり雪もチラチラしている。

「富美子おばさん、待ってるかな」

そう言ってタクシーに乗り込んだ。

僕の初めての長距離旅行一日目はこうして終わった。

posted by smilykaz at 13:45 | 東京 ☁ | Comment(2) | 乗り鉄 小学生編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by 研究★室長 at 2008年08月28日 19:35
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Posted by smilykaz at 2008年08月28日 23:51
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