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2012年11月17日

Y字型をしている標津線を行く 〜その2〜

その人は、旅行中に活用できる【安い宿リスト】を持っていて、僕に見せてくれた。

「へぇ〜。こんなに安い宿がいっぱいあるんですね~」。
そう言いながら目でリストをたどっていくと、400円という激安施設があった。

「え!400円?」  そう尋ねると、

「あぁ、それね。ツーリングトレインっていってね、布団とかなんにもない客車だよ」
と、説明してくれた。
僕にとっては初めて聞く名前だったが、結構知られている施設らしい。

それにしても布団もないってどんな施設なんや?という疑問がわきながらも
「客車に泊れる!」というワクワク感が勝ってしまった自分を
後で恨むことになろうとは、この時点では思いもしなかった。

とにかく、僕はこの400円のツーリングトレインに狙いを定めた。
そのことを伝えると、その人は中標津駅前の民宿に決めたと言って
そこから立ち上がった。
「風呂・テレビ付きで800円だから。」とのこと。

え?さっきのリストに載っていなくても、そんな民宿がまだあるのか!と、
衝撃を受けつつも、僕はやはり今日中に根室に行きたいという願いがあったので
ツーリングトレイン根室を目指した。

こうして、お互いにエールを送りながらその人と別れ、次の行程に進んだ。
僕は、長い1時間半の乗り換え時間を過ごした後、僕は厚床行きに乗り込んだ。
20:18発358D。 この日の最終列車だ。

厚床までの距離は約48q。1時間のトコトコローカル線の旅だ。
とっぷり日が暮れて暗闇を切り裂くようにして走っていく。
真夏の夜のローカル列車で僕は窓を開けて風を浴びていた。

すると、僕の帽子に何かがぶつかり、おでこを引っかかれる感覚があった。
「うわっ、なんやろ!」 と言いながら帽子をとってみると、
なんと大きなクワガタムシがくっついていた。

そんな田舎らしいアクシデントを経験し、21:22に厚床駅に着いた。

厚床駅での印象はただ一つ、シャッターが閉じられたKIOSKがあったことくらいだが、
そこでの19分の乗り換え時間の後、根室行き最終列車537Dに無事に乗車した。

それにしても長い長い一日、クタクタの一日を締めくくる最後の1時間弱の旅。
ぽか〜んとしながら暗い車窓を眺め、到着する駅の駅名標を確かめながら
最果ての駅、根室までの汽車旅を楽しんだ。

22:33。根室着。日本最東端の有人駅に到着した。
さて、無事にツーリングトレインに泊ることができるのだろうか。

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posted by smilykaz at 13:52 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 高3北海道鉄道旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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